―「主役が多すぎて全員不幸」―
1914年:一発の銃声と、全力で反応する大人たち
1914年6月28日、サラエボ。
オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子
フランツ・フェルディナント と妻ゾフィーが暗殺される。
犯人はセルビア系青年 ガヴリロ・プリンツィプ。
ここで冷静に話し合えば終わった。
だがヨーロッパは違う。
•オーストリア皇帝 フランツ・ヨーゼフ1世「許さん」
•ドイツ皇帝 ヴィルヘルム2世「全面バックアップするわ」
•ロシア皇帝 ニコライ2世「スラヴの仲間守る」
•フランス大統領 レーモン・ポアンカレ「ドイツ牽制しとこ」
•イギリス首相 H・H・アスキス「条約あるし参戦」
結果:
同盟ネットワークが自動発火し、第一次世界大戦突入。
戦場のスター(ただし地獄)
•ドイツ軍参謀総長 ヘルムート・フォン・モルトケ(小モルトケ)
•フランス軍司令官 ジョゼフ・ジョフル
•イギリスの若き将校 ダグラス・ヘイグ
彼らが指揮したのは、
「前進→機関銃→全滅→また前進」という
人類史上もっとも根性論な作戦。
塹壕には兵士が溜まり、
毒ガス(塩素・マスタード)が漂う。
兵士たちは思った。
「産業革命、戦争に向いてるな…(最悪の意味で)」
1917年:世界がさらに混ざる
ロシアでは
レーニン と トロツキー が革命を起こし、
「もう戦争どころじゃない」と離脱。
代わりに参戦するのがアメリカ。
•アメリカ大統領 ウッドロウ・ウィルソン
「民主主義を守るためだ(理想高め)」
戦争は一気に加速し、
1918年、ドイツ降伏。
1919年:勝った人たちの会議が、次の戦争を仕込む
パリ講和会議。
•フランス首相 ジョルジュ・クレマンソー「ドイツ弱体化!」
•イギリス首相 デビッド・ロイド=ジョージ「ほどほどで」
•アメリカ大統領 ウィルソン「理想と平和と国際協調!」
結果生まれた
ヴェルサイユ条約。
ドイツは
•天文学的賠償金
•軍縮
•領土削減
国民の心に、怒りという名の時限爆弾が設置される。
1930年代:歴史、最悪の再利用
ドイツで台頭する男。
アドルフ・ヒトラー。
イタリアには
ベニート・ムッソリーニ。
「強い国!偉大な過去!」
というフレーズが、
不安な大衆にめちゃくちゃ刺さる。
一方、イギリス首相
ネヴィル・チェンバレン は
「宥和政策いけるっしょ」
とミュンヘンで紙切れを振る。
歴史「フラグ立ちました」
1939年:第二次世界大戦、開幕
ドイツがポーランド侵攻。
•イギリス首相 チェンバレン → チャーチル
•フランス首相 ポール・レノー
戦争は拡大。
ソ連では
ヨシフ・スターリン が参戦と裏切りを繰り返し、
ドイツ軍の将軍
エルヴィン・ロンメル が砂漠で大暴れ。
人類の限界を超える
•ナチス幹部 ハインリヒ・ヒムラー
•宣伝大臣 ヨーゼフ・ゲッベルス
ホロコーストという
取り返しのつかない闇が生まれる。
ヨーロッパは、
「もう笑えないフェーズ」に突入。
1945年:終戦、そして全員で反省
•ヒトラー自殺
•ベルリン陥落
•ヨーロッパは瓦礫
戦後の顔役:
•フランス:シャルル・ド・ゴール
•イギリス:ウィンストン・チャーチル
•西ドイツ:コンラート・アデナウアー
彼らは共通認識に達する。
「国ごとに殴り合うの、
コスパも未来も最悪」
エピローグ:殴らないためのヨーロッパ
•ジャン・モネ
•ロベール・シューマン
この二人が描いたのは、
「戦争できない仕組み」。
石炭と鉄鋼を共同管理し、
やがてEUへ。
剣の代わりに書類、
戦車の代わりに会議。
こうしてヨーロッパは、
**世界一“反省から制度を作った大陸”**になった。

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