『ヨーロッパ、平和になるまで長すぎた件』小説シーン8:革命の嵐、国王たち震える

雑記

―18世紀ヨーロッパ、ついに「自由」が暴れだす―

■第一章:アメリカ、自由への大ジャンプ

【主な登場人物】

ジョージ・ワシントン(冷静沈着な総司令官)

ジョン・アダムズ(怒ると理論武装がすごい法律オタク)

ベンジャミン・フランクリン(天才発明家で政治家、雷も革命も操る男)

トマス・ジェファーソン(「独立宣言」の中の人)

アメリカ植民地の人々は、イギリスの課税攻撃に辟易していた。

「また税? じゃあこっちも独立宣言しちゃうぞ!」

と、ジェファーソンがペンを走らせれば、

フランクリンは雷の実験のついでに独立の士気を上げ、

ワシントンは「ま、勝つけどね」と言わんばかりの落ち着き。

イギリス側では ジョージ3世 が書類の山を前に青ざめていた。

「税金かけたら逆に独立されたんだが!?」

■第二章:フランス、火薬庫が爆発する

【主な登場人物】

ルイ16世(優しいけど危機察知能力が低い王)

マリー・アントワネット(噂ばかり増える孤高の王妃)

ラファイエット(アメリカ帰りで革命ムードを持ち込んだ男)

ミラボー(イケメン弁論王)

ロベスピエール(静かで優しそうに見えるが、怒らせると革命が加速)

ダントン(声がやたらデカい革命の兄貴)

マラー(お風呂で原稿書く革命界の異端児)

アメリカ革命の成功に影響され、フランス国民は騒ぎ始める。

「私たちも自由がほしいよね?」

「ていうかパンもほしいよね?」

パンの値段が雲の上まで上がる頃、

アメリカ帰りの ラファイエット が空気を読まずに言った。

「自由って最高ですよ!」

これが火種になり、1789年――革命開始。

バスティーユは襲撃され、街の熱気は最高潮。

議会では ミラボー がカッコよく叫ぶ。

「我々はここに残る! 追い出したいなら力ずくで来い!」

一方 王宮でルイ16世は震えながら言った。

「……ぼくの即位した時は、こんな予定じゃなかったんだけどなぁ」

■第三章:ギロチン前線、異常に稼働する

【追加キャスト】

サン=ジュスト(“革命の天使”という異名の危険人物)

コルデー(マラーを風呂場で刺す、革命界の劇的ヒロイン)

王政は倒れ、革命はどんどん先鋭化。

「自由! 平等! 博愛!」

「あとパンを!!」

しかし熱狂は次第に狂気を帯び、

ロベスピエール の「徳の共和国」構想が走り出す。

その結果、ギロチンさんは過労気味。

マラーは浴槽で刺され、

ダントンは「やべぇ、やりすぎた」と悟った時には遅く、

サン=ジュストは不気味な笑顔で革命を推し進める。

ヨーロッパの王たちの間では緊急LINEグループができていた。

■第四章:ヨーロッパ王族、戦慄のグループチャット

【各国の震えてる面々】

・イギリス:ジョージ3世

・オーストリア:レオポルト2世

・プロイセン:フリードリヒ・ヴィルヘルム2世

・ロシア:エカチェリーナ2世(実はそんなに震えてない。むしろ強気)

レオポルト2世(アントワネット兄):「うちの妹に何してんのフランス!?」

ジョージ3世:「お願いだから革命こっち来ないで……紅茶飲んで落ち着こう……」

フリードリヒ・ヴィルヘルム2世:「ちょ、国境固めろ国境!!」

エカチェリーナ2世:「革命? 面白そうね。でもロシアには来させないわよ?」

ヨーロッパは気まずい沈黙に包まれた。

■第五章:ドラマはさらに次シーズンへ

革命の混乱は終わらない。

この騒動の中で、

ナポレオン・ボナパルト という小柄な軍人が

「なんか、オレの活躍シーズンが近づいてない?」

と軍服を整えていた。

国王たちはますます震え上がる。

「革命の次は……英雄!?」

「休む暇、ゼロなんですけど!」

■エンディングナレーション

自由・平等・博愛という新しい価値観は、

王様の王冠よりも強く、

城の石壁よりもしぶとく、

ヨーロッパ全土へと広がっていく。

続きはこちら、シーン9:産業革命、便利すぎて世界が変わる

『ヨーロッパ、平和になるまで長すぎた件』全シナリオ集はこちら

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